2016 年度 VLBI 懇談会シンポジウム

天文・測地・測月/惑星・スペースナビゲーション等、VLBI に関わる科学研究及び技術開発に関する最新成果の発表と情報交換を活発に行うことを狙いとします。 奮ってご参加ください。 例年通り、学生を対象としたベストポスター賞、ベスト口頭発表賞を設けます。 学生の活発な発表を奨励します。 機関報告などはポスター発表とする予定です。

集合写真 集合写真 @ アンテナ

日時・場所

日時:
学生セッション 2016年12月25日 (日) 14:30 - 26日 (月) 昼
本セッション 2016年12月26日 (月) 14:30 - 28日 (水) 12:00
懇親会 2016年12月27日 (火) 18:00 - 20:00 @ 第2学生食堂「きらら」
アンテナ見学会 2016年12月28日 (水) 13:00 大学発 - 15:00 湯田温泉駅着
場所・アクセス:
山口大学 吉田キャンパス 大学会館 (〒753-8511 山口県 山口市 吉田1677-1)
新幹線: 新山口駅 → (JR山口線) → 湯田温泉駅
航空機: 山口宇部空港 → (空港連絡バス ¥1,440) → 湯田温泉通りバス停
宿泊は湯田温泉街をおすすめします。 大学へは徒歩 (30分程度) またはバス (山口大学バス停へ10分程度) をご利用ください。

プログラム

下記リンク先のPDFをご参照ください。

集録

集録PDF
集録表紙

口頭講演スライド

セッション1: メーザー
杉山 孝一郎茨城大学日立32-m電波望遠鏡を用いた長期的かつ高頻度な6.7GHzメタノールメーザーモニター観測
青木 健悟茨城大学日立32m電波望遠鏡による6.7 GHz メタノールメーザーの高頻度モニター観測データを用いた突発変動天体のサーベイ
中村 拡山口大学高変動を示す6.7GHzメタノールメーザーは大質量星からのアウトフローに付随するのか?
大橋 拓人茨城大学BGPSダストコアを対象とした6.7GHzメタノールメーザー探査に基づく大質量星形成過程の研究
中川 亜紀治鹿児島大学鹿島34m鏡によるOHメーザーの観測
小島 佑太山口大学大質量星形成領域G33.641-0.228のバースト的強度変動の偏波に関する研究
宮本 祐輔茨城大学星形成領域 IRAS 22198+6336 に付随する6.7GHz メタノールメーザーの強度変動の研究
佐藤 宏樹茨城大学大質量星形成領域G9.62+0.20からの6.7 GHzメタノールメーザー放射に見られる周期強度変動要因の観測研究
元木 業人山口大学KaVAによる水メーザージェット天体G357.967の長期モニター観測
セッション2: 周波数保護
亀谷 收国立天文台電波天文業務を取り巻く世界と日本の状態
セッション3: 位置天文
酒井 大裕東京大学VERAを用いた銀河系中心方向の位置天文観測
大山 まど薫鹿児島大学VERAによるミラ型変光星T UMaの位置天文観測
水窪 耕兵鹿児島大学逆位相補償を用いたIRAS05358+3542の年周視差による距離決定及び内部運動
セッション4: 測地
関戸 衛NICT広帯域VLBIシステムによる測地・周波数比較実験報告
川畑 亮二国土地理院つくばVLBIアンテナの測地学への功績について
セッション5: AGN
木村 靖伊奈山口大学銀河中心方向天体の固有運動測定と大規模探査
塩谷 康允山口大学モニタリング観測からわかった電波銀河3C 111のγ線活動期と電波ノットの噴出時期との関係 (ベスト口頭発表賞)
永井 洋国立天文台ファラデー回転で探るNGC 1275中心核領域の質量降着流
学生セッション報告
酒井 大裕東京大学学生セッション報告
セッション6: 技術開発
高橋 諒大阪府立大学3.8 m電波望遠鏡を用いたVLBI観測
金澤 翔山口大学山口第二電波望遠鏡に搭載する 6 - 9 GHz 帯受信機システムの開発
足立 弘茨城大学茨城32m電波望遠鏡受信機切り替え用導波管の開発
岡田 望大阪府立大学野辺山45 m電波望遠鏡搭載 20/40 GHz帯同時観測用周波数分離フィルタの開発
加屋野 博幸(株)東芝東芝の超伝導フィルタ技術
氏原 秀樹NICT広帯域アンテナの開発
川口 則幸国立天文台位相補償と大気損失補正のための水蒸気ラジオメータ
秦 和弘国立天文台EAVNステータス(と2017年春キャンペーン観測)
土居 明広JAXA気球VLBI
萩原 喜昭東洋大学43GHz 帯VERA両偏波化の現状
招待講演
松尾 宏国立天文台電波光子の統計的振る舞いと強度干渉計による画像合成について
宮原 伐折羅国土地理院地球規模の測地基準座標系(GGRF)に関する国連総会決議
セッション7: 将来計画
藤沢 健太山口大学時間天文学のための広視野電波望遠鏡構想
亀谷 收 国立天文台SKAに向けての国内のパルサー観測について
青木 貴弘山口大学SKA-JP Engineering Working Group 活動報告
廣田 朋也国立天文台水沢VLBI観測所SKAサイエンスWGでの検討状況
小山 友明国立天文台VLBI将来計画〜中型計画としてのSKA
本間 希樹国立天文台日本のVLBI天文の将来について

ポスター

山口 貴大茨城大学日立 32m 電波望遠鏡を用いた6.7GHzメタノールメーザー源の高頻度モニター観測による100日未満の短周期強度変動天体の探査
柴田 裕輝茨城大学CORNISH HII領域を対象としたメタノールメーザー探査に基づく大質量星形成過程の研究
倉山 智春帝京科学大学帝京科学大学卒業研究によるVERA観測局での単一鏡観測
中川 亜紀治鹿児島大学鹿島34m鏡によるOHメーザーの観測
杉谷 菜々子山口大学大質量星形成領域MonR2におけるメタノールメーザ放射の周期的強度変動
宮地 優輔山口大学VLBI観測によるG352.63-1.02の絶対固有運動計測
森 あかり山口大学高感度VLBI観測による銀河中心領域のブラックホールの探査
Gabor Orosz鹿児島大学VLBI Astrometry of Water Fountain Jets
Gabor Orosz鹿児島大学VLBI Astrometry at Low Frequencies
寺家 孝明国立天文台広帯域記録装置を用いたVERA-K帯測地試験
田村 良明国立天文台山口局アンテナのGPSによる座標測定
古谷 庸介山口大学VLBI観測によるHigh-zクェーサーの構造研究 (ベストポスター賞)
藤田 和弘 山口大学 広帯域JVN観測による未同定ガンマ線天体の対応候補電波源の探査及びWISE天体を用いた統計的な種族特定
澤田-佐藤 聡子鹿児島大学Spatially Resolved Molecular Absorption Lines on a Nuclear Jet of NGC 1052
永山 匠国立天文台VERA広帯域電波源サーベイ
青木 貴弘山口大学山口干渉計の構築状況
上野 祐治国立天文台水沢VLBI観測所のアンテナ保守 現状と将来計画
今井 裕鹿児島大学KaVA ESTEMA Project Status Report
今井 裕鹿児島大学HINOTORI (Hybrid Installation Project in Nobeyama, Triple-band Oriented)
河野 裕介国立天文台SKAデジタル系
小山 友明 国立天文台VERA upgrade(uVERA)計画
藤沢 健太山口大学大学VLBI連携の現状と将来
米倉 覚則茨城大学茨城局機関報告
永井 誠筑波大学筑波大学機関報告
高羽 浩岐阜大学機関報告:岐阜大学
木村 公洋大阪府立大学機関報告(大阪府立大学)
藤沢 健太山口大学山口大学機関報告
関戸 衛NICTNICT機関報告
村田 泰宏JAXAJAXA VLBI関係 機関報告
藤沢 健太 山口大学VLBI運営小委員会報告

山口 32 & 34 m アンテナ見学会

日時: 28 日 (水) 13:00 大学発 - 15:00 湯田温泉着
場所: KDDI 山口衛星通信センター

本セッション終了後、昼食を挟んで、バスで大学からアンテナまで送迎します。 見学終了後は湯田温泉駅までバスでお送りします。 なお15時以降の各交通機関の時刻表は以下の通りです (ただし各自確認願います)。

電車: 15:05 湯田温泉 - 15:24 新山口
15:32 湯田温泉 - 15:50 新山口
空港バス: 16:00 湯田温泉通りバス停 - 17:00 山口宇部空港
山口32mアンテナ正面 山口32mアンテナ背面

参加申込

申し込みは締め切りました。懇親会、アンテナ見学会への参加についてはLOCにお問い合わせください。 リンク先の申し込みフォームに必要事項を入力し送信してください。 申し込み完了後に Google フォーム (nobody@google.com) から確認メールが届きます。 届かない場合は世話人にご連絡ください。

参加費: 無料
懇親会費: 学生 3,000 円, 一般 5,000 円 (持ち込みOK)
申込締切: 2016年12月9日 (金) 17:00 JST

世話人

連絡先 (LOC): vcon16-sc@mlex.cc.yamaguchi-u.ac.jp

SOC:
米倉覚則 (茨城大学, Chair), 川畑亮二 (国土地理院), 今井裕 (鹿児島大学),
関戸衛 (NICT), 廣田朋也 (国立天文台)
LOC:
藤澤健太, 新沼浩太郎, 元木業人, 松本尚子, 青木貴弘, 中村拡 (山口大学)
学生幹事:
酒井大裕 (東京大学)