50億年後の地球の運命
約50億年後、太陽が赤色巨星に進化したときに地球は太陽に飲み込まれるだろうか。
もし飲み込まれたとしたら、その後の地球はどうなるだろうか。

昔からこの事は気になっていた。
「太陽に飲み込まれておしまい」と、本で読んだ知識はあるのだが、良く考えるとちょっと怪しい気もする。
それに、「おしまい」と言われても、地球を作っている物質は結局のところどうなってしまうのか良くわからない。
それで、書物を調べ、自分で理屈を考え、計算もしてみた。
もちろん、そもそも良くわからないことなのだから、私がちょっと考えたくらいでは、明確な結論は得られない。
それでも、せっかく考え、計算した事だから、文章にしてみようと思った。
もしかすると、私と同じような疑問を持ち、色々考えている人がいるかもしれない。
または専門家からアドバイスをもらえるかもしれない。

このような事を多くの人に問いかける場として、日本天文学会が刊行する天文月報が適当だろうと思った。
そこで天文月報の読者を想定して作文し、投稿した。
ところが、これが掲載拒否されてしまった。
編集部から届いた丁寧な返答には、以下のように書いてあった。

天文月報の役割は、客観的評価に基づいて得られた最新の知見について、
一般読者にわかりやすく解説する、ということなのですが、藤沢さんの文章は
これにあてはまりません。
(中略)
月報の性格・役割とマッチしていないのでどうかご検討ください。

残念だが、仕方がない。
そこでネット上に公開することにした。

以下が本文である。

50億年後の地球(PDF)

2011/11/30 戻る